バレンタインに届いたもの

友人K宅に「退去勧告」が届いた事で、一気に不安が増したわたし。
「でも普通に考えたら、後1年は大丈夫なはずだし、実際まわりをみても境目は5年。私はまだ3年目。勉強だってしてるわけだし・・・」
と頭では思うのだけど、実際「今そんなの来たらどうすりゃいいのさ、ゆめじだっているし、仕事だってあるし、だいたいゆめじを連れて帰ろうと思ったら半年前から血清の検査をしなくちゃならないのに、イキナリ1ヶ月後に出てけって言われても、ほんとに途方に暮れちゃうよね・・・。まぁそうなったら1回帰って観光ビザで来るとか・・・?でもせっかく今まで試験のために中学生に混じって勉強したのに・・・ていうか日本での準備期間も考えたら、やっぱ今帰れとか言われたらシャレにならんよねぇ・・・」と、どんどん悪い方に考えてしまう。
で、また「いや、でもまだ3年目だし・・・」と、そのくりかえしが、頭を回る。

まぁとりあえず、チョコの材料も買ったことだし(紙のケースなんか1000個もあるし)、せっかくのバレンタイン、トリュフでも作るか、と気を紛らわせる。

酒飲みの作るチョコなので、もちろん酒入り。
ラム、グランマニエ、キルシュの3種でトリュフを作る。

作るといつもなにげに評判のいいこのチョコ、実は覚えたのは中学校くらいのとき。近所に「たまに洋菓子を作るちょっぴりハイカラなマダム」が住んでいて、例えばバレンタイン時期には「一緒にチョコ作る?いらっしゃいな」などと誘われるのだ。
で、そのときから、バレンタインと言えばこのトリュフ。


さて、話は変わるが、うちには小包とか、書留といった「ちょっと特別な郵便物」は配達されない。ちょっと前までは、ちゃんとブザーを鳴らして届けてくれていたのだけど、ある時から常に「不在通知」が入れられるようになった。恐らく、郵便局内での盗難、もしくは配達中強盗、などで、「小包や書留は郵便局から出さない方がいい」ことになったのであろう。

で、「不在通知」が来た場合、大抵受け取りは「翌日以降」となっている。なので、その不在通知を持って、その翌日、郵便局に取りに行かなくてはならない。そして、その度に30分とか1時間とか、並ばなくてはならない。面倒は面倒なんだけど、確かに「荷物が無くなる」ことを思うと、こっちの方がいいと思えてしまう・・・けどなんだかなぁ・・・。


で、本日、郵便受けに「書留の不在通知」が。いぇ、その時間、うちにばっちりいましたけどね。でもそういうものなんですよ。


・・・なんだろ。書留・・・。


心当たりもないので、「銀行からの手紙かなぁ」「日本の友達とかかなぁ」とひととおり想像してみて、「まぁ明日取りに行けば分かるか」と、まぁあまり深くも考えずにその通知をポケットに突っ込んだ。


そうそう。そんなことより、バレンタインのチョコ配りをしなくては!


・・・まぁお察しでしょうが・・・この書留こそが、アレだったのです・・・。