マンガ

spoutnik2005-09-17

フランスで日本のものというと、だいたい浮かぶのははこんな感じらしい
*サムライ
*マンガ
*カメラ
*ゲーム
*スシ

こちらに来て「日本大好き!」というフランス人に3人出会ったのだけれど、ひとりは日本映画にやたらと詳しく(黒沢とか三船とか)、ひとりはテレビゲームに夢中、もうひとりは漫画(アニメ)大好きっこである。
その3人目の男の子(18歳)は、バイト先のパトロンの知り合いで、店に日本人がいると聞いて目を輝かせて会いに来てくれた。漫画、アニメについて熱く語りたかったようだけれど、申し訳ないことにわたしは全くその方面に疎いので、少し落胆したようだ。が、めげずにいろんな漫画を紹介してくれる。まだアニメや漫画のフランス語版が出ていなかった頃に手に入れたという、ドラゴンボール38巻をプレゼントしてくれたり。まさかここでジャンプコミックスを手にすることがあるなんて、思いもしなかった。フランス語版エヴァンゲリオンも貸してくれ、今更だけど一応読んだ(1巻のみ)。
初めて家に招待された時に、是非とも、と言われて鑑賞したアニメは、「なると」と「鋼の錬金術師」と「フルメタル・パニック」。どれも初めて見るのばっかりだった。
今日も貸してくれた「千と千尋もののけ姫DVD(彼のコレクションからかろうじて発見)」を返しにいくと、「ちょうど近所の友達とDVD鑑賞してるんだ〜」と、「るろうに剣心(と思う)DVD〜回想編」を見せてくれた。これも名前は聞いたことあったけれど、見るのは初めて。
「なるほどねぇ、こういうのが人気なのかぁ」と思うくらいで、今からのめり込む気もしないけれど、こういう風に逆に日本のものを紹介されることになるなんて、ちょっと戸惑う。なにしろ本当に知らない世界だったので。。。ただ、さすがに「マンガ(日本だと読むのが漫画、観るのがアニメ、という感じだけれど、こちらでは日本から来た漫画およびアニメをそうしてこう呼ぶ)」という言葉がそのままフランスに定着するだけのことあって、日本のアニメっていうのは特別なもので、テンポとか音楽とか、フランス製ではあり得ないものがある、ということは分かった。好きか嫌いかはまぁ別として。
ところで彼のDVDコレクションもさることながら、最近はネットの普及でいろんなアニメや映画の海賊版のようなのが出回っている。ダウンロードした日本のアニメには、物によっては画面の3分の1を中国語の字幕で埋められているようなのもあってびびる。
わたし的には「バカボン」とか「キテレツ大百科」とか「じゃりん子チエ」とか見ているようなフランス人とも出会ってみたい気がするけれど。