モロッコ旅〜1日目マラケシュ〜

spoutnik2005-09-19

そろそろ日記を書いておかなくては、最近の記憶力ではもうふわふわと思い出が抜けてしまう〜ということで。
ちなみに今回は、友人がゆめじの世話を引き受けてくれるということで、かなり勝手に同居人も誘って2人旅と相成った。
それにしても飛行機っていうのはすごい。なにしろマルセイユで飛行機に乗ったら2時間半でモロッコ。嘘みたい。マルセイユからバスも出てるけど、バスだと2日。今回は日数も限られているし、値段もそんなにびっくりするほど違わないのでやはり飛行機にしておいた。(それでも一応30分くらい悩んだ)行きはマルセイユ発、カサブランカ経由でマラケシュ。帰りはフェズ発カサブランカ経由でマルセイユ。どちらもカサブランカで2〜3時間の待ち時間がある。「カサブランカで2〜3時間待つんだったら、カサブランカからの往復買った方が安く済むんじゃぁ?」と思ったら、何故かカサブランカマルセイユの往復の方が若干高い。なんでだ?おなじ便なのに。わからん。

飛行機がアフリカ大陸に入ると、いきなり地面が一面茶色で、「うわぁ、違う大陸だ〜」と実感。カサブランカの空港でもうすでに、「うぁ、なんだか思ってたよりアフリカ!」な空気の暑さと地面の乾き具合。時間の経過が短いだけに、なんだか実感が湧かない。マルセイユでアラブの人を見すぎているせいか?でも、空港に「お祈りルーム」があったりして、「あぁ、こっちではもうこれがマジョリティーなのよね」と妙に納得したりして。
まぁそんな訳で、昼過ぎにマルセイユを出て、マラケシュに着いたのが18時前。時差は2時間(モロッコが遅い)。
せっかくのバカンスだし、あんまり人がごみごみしたところもなぁ〜などと思っていたくせに、いきなりマラケシュのフナ広場までタクシーで向かい、フナ広場近くの宿に荷物を置いて、とりあえずまた広場に出てみる(世界遺産とかっていう言葉に弱い)。
ここは、昼間は大道芸人とかみかんジュース屋くらいしかないのに、夜になると「巨大屋台村」に変身する大きな広場で、日が暮れてくると観光客だけでなくその辺の住人だかいろいろ、もんのすごい人が集まってくる。煌煌と照らされた屋台の明かりに、肉を焼く煙や、打ち鳴らされる太鼓の響き、客を呼ぶ屋台のかけ声、いろんな喧噪が混ざりあってなかなか面白い、が、あまりにも日本語での客寄せが多く、ただ見て回るだけでもなんか疲れる。途中で面倒くさくなって適当な店で食べた(イカとかタコ、魚などの揚げ物や、串焼きの肉、野菜などを選ぶと、辛めのソースとパンがついてくる)。屋台にはそれぞれ番号が付いていて、例えばガイドブックには25番は新鮮、とか書いてある。人気のある店にはそれなりに人が座っているので、なんとなく見ていても人気店とそうでないお店は分かる。
イスラム教は、コーランで飲酒を禁じているだとかで、こういう公衆の場でお酒を飲めるところはほとんどない。なので、屋台で食べているとついビールとか飲みたくなっちゃうけど、飲めない。不思議なもんである。みんなおとなしくミントティーとかコーラとか飲んでいる。健全である。
広場では屋台の他には、コーラのビンを釣り竿の先に付けた輪っかで引っ掛けて釣るゲームとか、占いみたいのとか、まぁほんとにお祭り騒ぎ(でもノンアルコール)。これが毎日夜中まで繰り広げられ、そして翌朝にはすっかり片付いてるっていうのが驚きである。
それにしてもマラケシュでは日本語で話しかけられることが多かった。マルセイユでは滅多にないことなので、「さすが観光地だなぁ〜」と思わざるを得ない。