le neige a Marseille

spoutnik2005-03-07

そういえば、今年は38年ぶりの寒波だとかで、マルセイユに先週雪が降った。雪を見慣れないマルセイユっ子達は犬のように大はしゃぎ、あちらこちらで、わずかに積もった雪をかき集めては雪合戦に興じていた。マルセイユ在住歴7年めの友人によれば、過去にも一度雪が降った事があったけど、わずか1センチの積雪で交通が完全に麻痺したとか。今回はさすがに学んだのか、大きな支障は感じなかった。犬のウンコの多いマルセイユ、雪に隠れてほんのり湿ったウンコを瞬時に見分けながら歩くのは結構ドキドキものだった。。。

ところで、連日の寒波で凍死する路上生活者が、今年は多いらしい。無理もない、パリでは余裕でマイナスな気温なんだから。パリでは、メトロの駅を終電後、路上生活者のために解放したり、炊き出しをしたり、と努力はしているのだけれど、「昨日も女性の路上生活者が、凍死しているのが発見されました」というようなニュースが今年はやたら多い。先日ニュースを見ていたら、そんなニュースが流れたあとの天気予報で、やけに陽気なおじさん天気予報士が、「今夜もぐっと冷え込みます〜皆さん暖かい格好をして・・・」・・・ここまでは、日本の天気予報にもよくあるフレーズ。ところがその後を聞いて耳を疑った。「もしも住居に困っている人を見かけたら、家に入れてあげましょう!」・・・聞き間違いでなければ、路上生活者をお家に泊めてあげましょう、さもないと凍死しちゃうから、っていうコトなんだろう。けど、さすがに、それは抵抗がある。いくらなんでも、そんな提案気軽にしちゃっていいんだろうか。子供が「お母さん、このおじちゃんお部屋ないんだって、泊めてあげて」とか言って連れてきたら、フランスの家庭では受け入れるのかしら?そういえば、誰かの話で「路上生活者に部屋を貸している」というのを聞いた事がある。だけど、それはちょっとできないな、いくら考えても、と思ってしまう今日この頃。