le 3em jour du stage

spoutnik2005-03-22

おかしいなぁ。この間、更新したと思っていたら、出来てなかったみたい。。。相変わらず、土日と、働いて来た。というわけで、またしてもスタージュのお話。
なかなかに大きなお店なのだけど、中で働いてる人は3人。オーナーの息子のローラン、おっさんのジャン・ポール、パティスリー担当のジャッキー。ジャッキーは、シフト的には不動で、あとの2人が「4時〜12時」と「11時〜19時」の交代で、パンを焼いたりしている。ジャン・ポールとジャッキーのふたりは、かなりいい感じにおじさんで、日本で言うそば屋とか寿司屋の親方のように、腹がで〜んと出ている。一瞬「餅を吸うおじさん」を彷彿とさせる。ローランはまだ27歳なので若々しいけど、しっかりパパだったりする。最初の日に一緒に働いたのがジャン・ポールだったのだけど、あまりにも言っている事が聞き取れないので「この人、ガイジンさん?」と思っていたら、実はマルセイエ(マルセイユ人)だった。おそるべし、マルセイユ訛り。。。

ところで、日本でもお誕生日ケーキをお菓子屋さんに頼んで、名前入りのを作ってもらったりするけど、フランスでもそれは、やる。ただ、日本でも最近あるのかも知れないけれど、フランス式だとかなり注文が具体的。「チョコのスポンジにカスタードと生クリームで、間と上にイチゴを使って、さらに上にはチョコの飾り、メッセージは・・・」という風に、注文票に個々にいろいろな内容の注文が書いてある。たとえばサントノレというお菓子、普段は並んでないのだけど、注文して作ってもらう事はできる。この辺の仕事は全てパティシエのジャッキーがやってるのだけど、ふと気づくと1枚の紙を眺めて考え込んでる。どうしたのかと見ると、そこにはA4の半分くらいのサイズで、看護婦さんの絵が描いてあって、横には注射器とか、薬ビンなんかがばらばら置いてある机まで描いてある。それを、チョコとか色粉でデッサンして、飾りに乗っけてくれ、って注文らしい。「できるかな〜」なんて言ってたけど、ほぼ見本と同じに仕上がっていって、さすが!
この日はやけに誕生日ケーキの注文が多くて、中には「36歳の誕生日、おめでとう〜!」なんていうのもあったりして、「いくつになっても、誕生日を祝うって、いいなぁ〜」って思った。