屈辱

spoutnik2005-04-07

今日ちょっとした嫌な目にあった。
道を歩いていて、
「シノア!(中国人!)」とからかわれ(?)ることはよくある。
どういう心境なのだろうとは思うけれど、それは、もう慣れた。
「わたしは中国人ではないよ」と答える心のゆとりすらできた。
でも!でもっ!!!
今日も道を歩いたら、アル中なのか挙動の怪しい若い男がいきなり
「自分の犬を食べる、汚い中国人!」と罵ってきたのだ。
わたしは中国人ではないし、
特に中国に対して強い思想を持ってもいない。
だから、別に中国人に間違われる事はいいのだけど、
「自分の犬を食べる」「汚い」などと、見ず知らずの男から言われる
何の筋合いもない。
かといって、「わたしは中国人じゃない」と言って済むもんでもない。
もしわたしが本当に中国人だったら、こんな言葉を浴びせられて
どんな気持ちがするだろう?
確かに中国には犬や猫を食べる地域があるというけれど、
自分の犬を食べるとは思えないし
それを理由に「汚い」などと言われるのは全くのお門違いだ。
そんなことを言ったら、
フランス人だってあんなにかわいいウサギを食べるかと思ったら
カエルやカタツムリも食べる。
無理矢理えさを流し込んだフォアグラだって、
動物愛護団体が何も言わないのがおかしいくらいだ。
こういう発言をする若者に出会うと、
「アル中で脳みそが溶けかかっているのだ、可哀想に」
とも思うけれど、根本にある人種差別的な思想を感じずにはいられない。
と同時に、先進国でありながら、他の国に対する意識の低さ、
他人に対する礼儀など、文化・知識水準すらも疑ってしまう。
今日はこの一件以来、道すがらかなり対人恐怖症気味だった。。。
ほんとに、もう、あの男とは一生会いたくない〜!!!