いきあたりばったりの旅〜2日目〜

spoutnik2005-04-21

朝。カプチーノを飲みつつイタリアパンを頬張り、トリノに2泊することを決めて、ホテル探し。安めで古めかしくていい感じの宿にチェックインする。ようやく地図も手に入れたし、怖いものなしである。
トリノは思いのほか大きな街で、緑も多く、気持ちのよい街。中心街はぐるっとアーケードになっていて、いろんなブティックとかお菓子屋さんが軒を連ねている。フランスに比べてパン屋さんの数は少ないけれど、その代わりにジェラート屋さんの数が半端じゃなくある。お気に入りのお店を見つけるには、しばし住んでみないとな。。。くらいいっぱいある。
昼過ぎには、街の端を流れるポー川沿いを散歩。フォカッチャのサンドイッチを食べ、イタリアのビールを飲み、イタリア気分を満喫した。
ところで、トリノというと、イタリアのサッカーリーグセリエAユベントスというチームの本拠地だそうだ。サッカーに長けていない私ですら、その名前を知っているくらいだから、世界的に有名なチームなはず。そして、この日はトリノユベントスと、インテルというチームの試合があるらしい、とサッカー好きなレイコ嬢が教えてくれた。
へぇ、そうなんだ、なんて言いながら街を歩いていると、とあるホテルの前にちょっとした人だかりが。なんだろね?なんて言って近づいてみると、そのインテルというチームがこれからバスに乗り込む所らしい。レイコ嬢は大興奮である。待つこと10分、目の前をぞろぞろと選手がバスに乗り込んでゆく。サインをもらっている少年や、ポンポンと励ましの気持ちを混めて選手の肩を叩く人、なんだかわからないけれど「せっかくだし」と、私もいちばんカッコ良い選手の肩を叩いてみる。これを機会に、インテルを応援しようかという気にすらなった、ミーハーな私である。
そんなこんなで夜になり、夕食はちょっと奮発してリストランテへ。生ハムとかサラミ(すごく柔らかい〜♪)の盛り合わせと、ピエモンテ地方の料理(レイコ嬢はヤギと牛のチーズクリームのタリアテッレ、私はひき肉が入った丸っこいラビオリみたいなのを、ちょっとデミグラス風のクリームソースであえてあるやつ)を食べた。ワインも飲んで、かなり充実の夕食。ほんとはちゃんと下調べをしてから来れば良かったのだろうけど、これはこれで、美味しいものが食べれたのでまぁ、良かった、良かった。
結局、遅くなって、ユベントスインテルの試合は見てあげられなかったけど、どうやらインテルが勝ったらしい、やったね。