いきあたりばったりの旅〜3日目〜

spoutnik2005-04-22

早朝、カプチーノを飲んでから、トリノをあとにする。夕方6時前にニースからマルセイユに戻る予定なため、ニースに昼すぎに着いて少しふらふらしてみるか、それともまたぎりぎりイタリアの街ヴェンチミリアで過ごすか、という2択をして、結局ヴェンチミリアに軍配があがって、昼下がり4時間ほど、イタリアの街を散策することになった。ヴェンチミリアは小さな街だけれど、駅から少し歩くと海もあり、市場もあり、陽気でのんびりした街。トリノでもフランス語を話せる人がたくさんいたけど、ここはもう本当にフランスのお隣なので、たいていの人はフランス語を話せるみたいだった。結局ちょっとした挨拶くらいしかイタリア語できないのに、この3日間不便はあまりなかった。逆に、英語が話せる人の方が少ないみたいだった。
物価は、フランスに比べると若干安め。コーヒーはフランスよりも断然美味しい。イタリアは、電車が安いとは聞いていたけれど、本当にびっくりするくらい安い。これなら、少し時間を取って電車でぐるっとイタリアを回っても、けっこう格安な旅が出来そうな感じで、もうすでに「次はじゃぁ、ジェノバから。。。」なんて、夢が広がっている。
3日間じゃぁ、たいした旅行もできない、どうせ旅行するなら2週間くらいは、なんて思っていたけれど、3日間で、しかも何の予備知識もなしに行った割には、充実して楽しい旅だった。
ちなみに、当初の目的地ニースに滞在した時間は、45分間(電車の乗り継ぎ待ち)であった。