部屋探し

spoutnik2005-05-06

今住んでいる所はもともと6月末までの契約。というのも大家はパリに住んでいて、バカンスの間を南仏で過ごすのにこの部屋を使うから。ということで去年の10月から住んでいるこの部屋とももうじきお別れ。そもそも保証人のいない私たち外国人学生は大家にとって「最も信用ならない存在」のようで、ここを借りるときも住む期間分の家賃を全て前払いしないと住めないという状態だった。(当時、住む所がない私たちは銀行の口座も開けず、総額5750ユーロ(80万円相当)を全て現金で払わされた。)どうせ払わなくてはならない家賃とはいえ、精神的に苦しい。
この大家、最近になって気持ちが変わったらしく(貸しといた方が得だという事に気づいたんだろう)、「もしも続けて住みたいなら更新してもいいわよ、そのかわりまた家賃前払いしてもらう事になるけど」と言いだしたのだけど、前払い、2年目はさすがにきつい。返す言葉に困っていると、大家が提案してきた。「更新しないとしたら、夏の間は私がここでバカンスを過ごして、また9月くらいに次に住む人を捜すから、もしもじゃぁ6月末までに次のアパートが決まらないようだったら、更新する事にする?」そうするのが最善策のような気がその時はしたので、その言葉を信じて、「じゃぁできることなら前払いをしないでも借りられる所か、保証人になってくれる人を捜してみよう」ということで6月末に引き払うという書類にサインして、次の部屋を探し始めた。
とはいっても、7月からの物件というのも最近になってやっと出始めたばかりだし、やはり保証人なしでは借りられるものも借りられない。「あぁ、もしかしたらこのままここに住む事になるのかも、どうにか家賃3ヶ月前払い、くらいにしてもらえないか頼んでみようか。。。」なんて考え始めていた矢先、大家から電話。
「実は次に住みたいという人が現れた、連絡先を教えて見に行ってもらってもいいか?」とのこと。留守電に入っていたので、書け直してみると向こうも留守電。結局ちゃんと直接返事をわけでもないのに、翌日、当の「借りたい人」から電話がかかってきて、今週土曜日に見に来る、という。電話の声の雰囲気から言って、かなり借りる気満々な様子だ。
ってことは、もう確実に6月末までに次が決まってないとまずい。暖かいとは言っても路上で暮らすわけには、いかない。大家の「9月までは次を探さない」なんて言葉を信じたのもバカだけど、けっこう状況は厳しいわけで。。。
保証人いないとまた1年分もしくは3年分(アパートの契約は住む期間に関わらず3年単位の契約だから、と、3年分払えと言った大家も過去にいた)の前払いを要求されるに違いないと思うと、アノンスを見つけても電話をかけるのも気が重い。
とも言ってられないこの状況、とほほ。。。