もやもや

spoutnik2005-07-30

相変わらず、仕事の日々。
それでも、こうしてフランスにいながら、やりたい仕事でお給料が一応貰えているというのはシアワセなこと、と自分に言い聞かせて頑張っている。もともと決められている時間より明らかにオーバーしているけど、もうある程度は仕方ないので給与明細もろくに見ないことに決めている。
ところで、ここのところず〜っと悩まされている問題。この先の滞在について、である。もともと今のパトロンに出会って最初の面接の時に、「う〜ん、この先もフランスでやってくにはディプロム(資格)がいるね、資格の取れる専門学校に行くことを勧めるけれど。。。」と言われていた。もちろん、資格、取れるものなら取りたいと思っていたので、いろいろと調べ始めてはや半年。かなり難航している。
最初は自力でいろんなところに電話したり、出向いたりしていたのだけど、もうダメ(場所と人によって言うことが違う、ちゃんと聞いてくれない、など)という状態に陥ったのが2ヶ月くらい前。フランス人ならあっさり通える学校にも、外国人(EU圏外)だとそうはいかない。「いろいろ調べてみたのですが、もう私の力では無理です、まず、専門学校ではビザが降りないとか、労働の権利がないとか、いろいろ複雑で。。。」とパトロンに泣きを入れた。最初は「日本領事館に聞いてみては?」などと言っていたパトロンだけど(実際聞いたけど、そもそも日本領事館は日本政府の機関、私の抱える問題の多くはフランス政府側の問題なので、何の力にもなれないとのお返事)、最近やっと一緒に動いてくれるようになった。
まずは、PACA(マルセイユ、ニースとかこの辺の地域)でそういう専門学校を仕切っている人と連絡を取って、とある高校に一緒に出向く。これは、学校との契約、今のお店との契約の2本立てで、「コントラ・プロフェッショナリザシオン」なるものを取り付けるという計画だったらしいのだけれど、日本人には学校との契約では労働許可が出ないということで却下。
もうひとつ候補に挙がっている学校では、「滞在許可さえあれば入学可能」ということらしく、プレフェクチュール(許可証とかの発行を取り仕切るお役所)にパトロンと一緒に行ってみる。やはり、私ひとりで行っても「どうだか、不法に働いてんじゃないの?だいたい学生のなんでしょ?」みたいな感じでかなり不審に見られがちなのだけれど、パトロンが「私がパトロンで、このコが従業員なんですが、今は学生ビザで。。。」なんて話をすると相手もちゃんと聞いてくれる。そもそも外国人ばっかり並ぶような窓口なので、フランス語がペラペラ通じるだけで彼らのストレスも少ないのだろう。
で、先日聞いた話だと、「多分、専門学校でも、滞在許可が出るっぽい、でも書類を揃えなくっちゃいけなくて、しかも朝の9時に来なくちゃならないんだって」とのこと。朝の9時というと、私もパトロンもめちゃめちゃ仕事中である。でも仕方ないので、来週、私が休みの日にまた一緒に行くことになった。
「学生の滞在許可証もそうだけど、まずは専門学校に登録しなくてはいけないのでは?(入学のテストもあるし。。。)」と聞いてみたのだけど、「どうせプレフェクチュールも1回じゃ終わらないから、ともかく許可が下りるのかどうかを、聞いてからにしよう」と。
この問題で、もう半年も浮かない気分が続いている(このために何故かペタンク大会にまで出場。。。)ので、もうだんだん面倒になってきて、「もう1年語学学校でもいいよ。。。」という気持ちにもなりかけている。どっちにしても週末にしか働けないのだし、語学ももっと上達したいし、専門学校って言っても法律とか経営とか、いろいろ大変みたいでちょっと不安でもある。
どっちにしても、9月までには結果が出ているはずなので、それまでできるだけの手は打ってみるつもり。こんな風にパトロン自らプレフェクチュールに出向いてくれるという機会もそうないので、どこまで出来るかある意味、挑戦である。あとは、パトロンが「う〜ん、もうダメだね、仕方ない、他に手はない、もう1年語学をやる?」と言うまでは、私の側から「もういいです」とは言わないことにしようと決めた。一生懸命やってくれているから、それに対して失礼かなと。
そんな感じで、いまいちすっきりしない日々。どうなるのだろう。。。先が見えない。