とっておき

spoutnik2005-08-05

今月は月曜日がお休み、のようである。
ということは、日曜日は、時間を気にせずのんびり起きていられるので、日曜日の特権として、夕焼けを眺めることが出来る。だんだん日が短くなって来ているけれど、それでも10時頃にならないと日が暮れないので、普段はその前に寝ちゃうのである。少し前までは、起きる時間(4時頃)に日の出が見れたのだけど、最近は日の出は6時過ぎ。もうすぐ秋だなぁ〜。
で、引っ越してから眺めが格段に良くなって、夕焼けを見るのが日曜日の密かな楽しみ。
ところで、気になる学校のこと。結局、パトロンと2人で朝の8時からプレフェクチュールに並び、その後労働局にもたらい回しにされて分かったこと。
*学生ビザではフォーマシオンに通えない
*フォーマシオンに行くには労働ビザに切り替えが必要
*労働ビザに切り替えるのは大変
まぁ、要するに無理って言うことかしら。。。とパトロンを見ると、なにやらめげてない様子。
労働局で、EU圏外の外国人を雇うにはどうしなくてはいけないかと言う説明を受けたのだけど(移民局にまず1000ユーロ支払うこと、求人を出してそのポストに応募が来たらちゃんと面接なりをして、断ってまでどうしてこの日本人がいいのかという理由の提出、最終的に労働局が調査をして決定、などなど)、まぁ私は本などで見ていた内容とほぼ同じだったので「本に書いてあったのと同じこと言ってる。。。」と妙に納得。でも、パトロンにしてみたら「なんで人を雇うのにいちいち労働局がそれを決めるんだ?」とあまりの面倒臭さに驚いたらしい。
で、結局パトロンとしても後に引けなくなったのか、「じゃぁ、とりあえず学生ビザの更新をして、その間にこっちでも労働局に申請を出してみる。面接に来たければ、来ればいい。だいたい、パティシエの失業者なんかフランスに掃いて捨てるほどいるんだよ、彼らは働きたくないから、失業の方を選んでいるだけ。ともかく申請をして、許可されたら、そこでビザを切り替えよう、それまでとりあえず学生ビザで。。。」
いや、あの、パトロン、日本人で労働ビザなんてちょっと無理だと思うなぁ。しかも今の段階ではディプロムもないし。しかも、従業員として雇ってからフォーマシオン(職業専門学校)に送るとなると、店の側にけっこうお金がかかるらしいのだ。
フランス人(もしくはフランス正規滞在者)だったら何も問題なく通えるのに。。。悔しい。というのが本音。というか、別に悪いことをしているわけでもなく、それほど特殊なことをしようとしているわけでもないはずなのに、それに対応するビザが存在しないことが謎である。
ちなみに、パトロンに「研修生ビザ」の書類を見せてみたところ、「読んだけど全然分からなかった、でもあれは、フランスに来て、こう、腕組みでもしながらふ〜ん、って見学する、っていう感じの人にしかダメみたい」と言っていた。そんなビザ、何に使うんだ?何か解釈が間違っているのか。。。でも日本語の説明を読んでも「フランス国内での研修を目的としたビザ、しかし労働して賃金を得たり、フランス企業の営利活動に参加してはならない」と書いてある。確かに、「腕組みしながら、ふ〜ん。」な感じである。
まぁ何にしても来年も学生みたいですな。