Pastis

spoutnik2005-12-02

1月に日本に帰ることが決定。2週間ちょいの駆け足だけども。
関空から日本に入って、出るのは成田という日程を組んだ。後半は懐かしの東京満喫するために。
友達と会うのが今から楽しみ♪

で、1月の3日に関空に着くのだけど、大阪からはそのまま直に新幹線に乗って広島入り。年始の新幹線・・・想像するだけでぐったりである。荷物とか置くところあったっけ?上の棚だけだよね?

・・・というわけで、できるだけ荷物を軽くするために、お土産関係はあらかじめ送っておくことにした。フランスから日本へは船便がないので、重いものはけっこう高くつく。そんな時に便利なのが、「送料一律専用BOX」である。ていってもいちばん大きいサイズで7キロまで、71ユーロ(約1万円なり)。まぁ何を詰めてもこれ以上はお金がかからないという安心感はある。せっかくだから重いものを、とこの際、南仏名物のpastisの小瓶を送ることにした。(実はわたしはあまり好きではないのだけど、一応名物だし、もしかしたら好きな人がいるかも?)

Pastisといっても、いくつかメーカーがある。主なのはPernod、Ricard、Pastis51。クセが少ないのは51だと聞いたこともあるが、実際飲み比べたこともないのでわからない。ここ最近、スーパーに買い物に寄る度に眺めている。

さて、昨日のお話。うちからいちばん近いスーパーFranprixに日々の食材を買いに行った時のこと。ここは小規模な店舗なので、当然酒類の品揃えも少ない。その上ガードマンがいて、リキュール系の酒やちょっと高価なワインは頼んでショーケースの鍵を開けてもらわなくてはならないという面倒臭さ。なので、ちょっと遠目に眺めていたら、ガードマンが親切に声をかけてきた。

ガードマン「買うの?鍵開けようか?」
わたし「あ、いや、ちょっと見てるだけなんだけど。。。あの、Pastis51って、大きいのしかないんですか?」
ガードマン「Pastisが欲しいの?51がいいの?安いのはコレだよ(←自社メーカーのやつ)」
わたし「う〜ん、えっと、自分の国に送るやつだから、できたら51とかがいいんだけど。。。」
ガードマン「国に送るんだったら、大きいのがいいんじゃない?ほら、51のもRicardのも、安いのも。」
わたし「でも、ほらPastisってちょっとクセがあるから、もしかしたら飲めないかも知れないし、小さいのがいいかなぁ。」
ガードマン「小さいのは、Ricardのか安いのしかないねぇ、51はないなぁ」
わたし「そっかぁ。でもマルセイユでいちばん人気は51ですよね?」
ガードマン「そうだなぁ〜。でも、Ricardのも飲むよ、みんな。こっちの安いやつでも味は一緒だよ。」
わたし「え、でもやっぱ味ちょっとは違うんじゃないの?」
ガードマン「いや、もう、メーカー違うだけ!オレ、全部飲み比べたけどさ、同じ、同じ!」
わたし「・・・そうですかぁ?」
ガードマン「ほんとね、水みたいなもん、水!ほれ、水だっていろんなメーカーから出てるだろ?でも水は水、一緒!メーカーによって値段が違うだけ!」
わたし「なるほど〜。う〜ん、とりあえず今日はいいです、どぉも♪」
ガードマン「おぉよ!まぁ考えてみろ!でも一緒だからな!」

ますます謎は深まるばかりだけれど、やっぱり51がいいかなぁ。あんまり日本で売ってなさそうだし。ちなみに今のところ見た中でいちばん小さいサイズで500ml。ほんとはもっと小さくていいのになぁ〜。

ほとんど飲まず嫌い状態のPastis(いや、数年前に飲んだけど美味しいと思えず)、この際克服して、ちびちびやってみたい気持ちになってきた。