砂漠の写真。

spoutnik2006-03-16

学校の課外授業で、砂漠の写真展に行ってきた。
学芸員のようなおばちゃんが張り切って説明してくれたのだけど、どうもやたらと賑やかなおばちゃんで、
「いや、あの、フランス語の生徒なので、フランス語で説明して下さい」って先生に言われたにも関わらず、コロンビアのコにはスペイン語(なかなかできる)、アルメニアのコにはアルメニア語(←これ、喋りたかったらしい、ものすごく)、アイルランドのコには英語(←こっちはギリギリ)でやたらと(酔っぱらいのように!)絡んでくる。なんだか写真見たんだかおばちゃん見て笑ってたんだか分からなかった。
ところで、その写真展では古くからの「砂漠で暮らす人々の生活グッズ」の展示とかもしていて、今回は2つの部族に焦点をあててあるらしかった。で、そのうちのひとつの部族は、男がベールで顔を隠し、女は隠さない(一般に見かけるアラブのシステムとは反対)のだそうだ。
で、その理由というのが。。。
「ある日、砂漠で2つの部族間の戦争がありました」
「はい」
「その部族の男たちは、張り切って戦に出てゆきました」
「はい」
「うぉ〜!!!・・・こんな感じ。分かる?戦争、えぇと英語で・・・」
「ウォウ」
「そう!ウォウ〜!!!って。で、なんだっけ、戦争は英語で?」
「だから、ウォウ」
「・・・(受けてる←ダジャレじゃないのに)ぎゃ〜!!!そうよ!ウォウにうぉ〜!!!って!!!」
「・・・時間ないんで早めにお願いしますね(先生)」
「あぁはいはい、すみません、で、戦争に男は出かけたと」
「はい」
「で、負けて帰ってきた」
「ふぅん」
「こんな風にしょげてさ、(肩を落としてとぼとぼ歩く、を再現)お〜、俺たち負けちまった〜」
「あぁ〜、可哀想に」
「そしたら、まぁ、女たちが怒った怒った、何やってんだおめ〜らは!男だろ?え?!もういい、お前らには頼らない、あたしたちが行って戦ってくる!ほらっ行くよっみんな!!!(←完全にひとり芝居)」
「ほぉ」
「そんっでさ、勝っちゃったのよ、女たちが!それ以来もう、この部族では、男の地位が女より低いの。テントも女のもの、離婚したり女が先に死んじゃったら、男はテントから追い出される!出てけ〜!!!」
「えぇ〜。ほんとに?」
「ほんとほんと。ツルーよ、ツルー!」
「・・・あぁ。。true?」
「そぅ、チュル〜!」

・・・まぁこんな感じで。

で、面白かった写真が、その部族ではお見合いの儀式みたいなのがあって、その日は独身の男たちがオンナのコに選んでもらうためにずらっと並んで品評されるのだそうだ。で、白目と歯を白く見せるために顔をより黒く塗り、目を見開いて、満面の笑みで全員直立(怖い)。それを見せながらまたおばちゃん、
「見て、ほら!この男のコが一番かっこいいでしょ?歯もキレイだし、凄くオレを選んでくれってのが伝わってくるわよね?あたし絶対このコがお嫁さんをゲットしたと思うわ〜」


この写真がとても面白かったので、検索してみたけど見付からず。

でもいい機会なので、わたくしがモロッコにて撮った砂漠の写真を。サハラ砂漠はやっぱでかかった!